黒岩正和の撮る写真は、生きている写真。
日本の島々、アジアの少数民族の人たち。
どの写真も日々を生きる人の熱が伝わってくる。
それはつまり、彼自身が生きているということ。
彼の写真のように、僕も似顔絵を通して
自分自身を描いているのかもしれない。
自分自身が、こうやって生きていたいのかもしれない。
笑達
笑達が描く似顔絵には、
描かれる側の人生の味が滲み出ているように感じる。
人生の味とは、言い換えれば、
その人が持っている魅力だ。
自分自身が気付いていない魅力に似顔絵を通して出会う。
そんな素敵な出会いが彼の似顔絵にはある。
一緒に旅し、彼が描く日々に寄り添い、
彼が持っている優しさや真面目さ、
向き合う姿勢がその出会いを
生み出しているのだと強く感じた。
黒岩正和
黒岩 正和
Masakazu Kuroiwa
1982年 和歌山県出身。
写真家・溝縁ひろし氏のアシスタントを経て独立。
18歳の頃より、東南アジア各国を野宿で放浪。
その後、山岳少数民族の暮らしを撮影するため、中国・雲南省に長期滞在。
21歳より日本の島を撮影し始め、島の祭に魅了される。(2017年現在、350島以上を撮影)。
「キヤノン写真新世紀」「上野彦馬賞」など、受賞歴多数。
http://kuroiwamasakazu.com/
笑達
Syotatsu
1982年 和歌山県出身。
19歳から似顔絵を描きはじめ、現在までに描かせてもらった人数は30,000人以上。
2001年より京都の路上で似顔絵を描きはじめる。
2005年 似顔絵作家集団『WORLD1』設立。2012年 独立、『&NIGAOE』設立。
似顔絵作家“笑達”として個人活動を開始。
全国各地で似顔絵制作、個展多数。
http://and-nigaoe.jp/
たゆたう
にしもとひろこの心に入り込む鮮やかなうたとイガキアキコのサウンドスケープ、
パレードなヴァイオリン・おもちゃによる天真爛漫アコースティックユニット。
2人ゆえの自由度の高いパフォーマンスから創り出される圧倒的な世界は必見。
音楽と人と場所をつなげることをモットーに、全国津々浦々、様々な場に展開している。
かりきりん
下村よう子(vo.)、宮田あずみ(cb.&vo)のデュオ。1948年から23年間発行されていた児童詩集「きりん」に
音をつけて演奏するユニット。戦後間も無い日本が成長する中、育って行く子供の目を通して紡がれる景色は、
無邪気でゲンキン、時に辛辣で残酷。京都の山奥、美山の集落で受け継がれる民謡を幼い頃より歌ってきた
下村よう子の独特の歌声から放たれた言葉たちは、当たり前の景色を全く新鮮に描き出す。